治療家としての20年間で学んだこと③

カイロプラクティックの修業時代には、あらゆる治療法も勉強していました。その中で出会ったのが「キネシオテーピング療法」です。キネシオテーピング療法を開発した方は有名なカイロプラクティックの先生(加瀬建造D.C.)で、キネシオテーピング療法はカイロプラクティックの治療から生まれた新しい治療法ということで興味がありました。

 

当時、私は少林寺拳法の関節技のし過ぎで肩関節を壊し、右腕が痛みで上がらなくなっていました。従来のカイロプラクティックの治療を受けていましたが、なかなか治らない状態でした。そんな時、キネシオテーピングの講座が開催されるとの情報を聞き、友人と早速入門講座を受講してきました。そして、見よう見まねで痛めているであろう筋肉に友人にお願いしてテープを貼ってもらった所、嘘のようにその場で腕が上がるようになりました。この経験が基となり、その後「キネシオテーピング療法」を深く勉強したいと思うようになりました。

その当時、東京都中野区沼袋に「自然カイロプラクティック学院」という加瀬建造先生が学長を務める学校があり、キネシオテーピング関係の講座はそこでよく行われていました。「キネシオテーピング療法」を学ぶため、沼袋には数えきれないくらい通いました。そして2004年の1月には指導員試験にも合格し、「キネシオテーピング指導員」の資格を取得いたしました。

 

カイロプラクティックを学び始め4年が経過した頃には、カイロのテクニックもそこそこ身についてきました。初めの頃は治療のメインはカイロプラクティックで、それで足りないものはキネシオテーピング療法を使うというスタイルで行っていました(しかしこのスタイルの治療では限界があることに後で気付きます)。

~12回連載・④に続く~